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2003年12月19日

ベンチャー精神

ベンチャー精神とは、何だろうかと考えさせられる。

窃盗の疑いで一人の男が警視庁に逮捕された。その男、無職で住所不定、名を小林光男容疑者(44)というのだが、 盗んだ金でパチンコ、景品の自転車でひったくり をしたらしい。

まさしく裸一貫で事業を起したものの違法性はともかく、自転車操業を地で行く経営手腕で、1年で廃業に追い込まれしまったようである。この男、冷静に考えて経営者には不向きなような気がするがどうだろう。

推測の域はでないが、起業当初は窃盗自転車で稼業を営んでいたのだろう。しかし、それでは夜道で警官に職務質問でもされようものなら事業の存続に係わると判断し、パチンコの景品とはいえ足のつかない自転車を調達したところまでは英断といえよう。

その上、顧客を選ぶ際にリスク要因をできるだけ排除する事を考え、運動能力と余命が乏しい層をターゲットにしたところなどは、 MBA(経営修士号)を修得しているのではないかと正直、ため息混じりなる。

このように経営戦略は申し分なく、売上も1年で約800万円と予想されていて、資金繰りも順調そうに思えるのに僅か1年足らずで廃業である。では、一体、彼は、何を誤ったのだろうか。

ご多分に漏れず日本経済に蔓延するデフレが原因なのか、顧客獲得のためのエリア拡大に伴なう利益率の低下が影響したのだろうか。それともイラク情勢の先行き不安であろうか。

いずれにせよ自転車操業だけに、道を誤ったと云えるだろう。

投稿者 Tsunebomb : 2003年12月19日 23:36

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