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2005年08月10日
祝!為末選手400mハードル銅メダル
夜明け前、為末に神風が吹いた。

まったく見る気はなかったのに、織田裕二の「もうすぐ」というセールストークに、まんまと乗せられた格好だ。世界陸上ヘルシンキ大会で世紀の一瞬を共有できたのだから、あまり大きな声で文句を言うまい。 ●戦略はまった為末 4年間の思い込めた銅 男子400mハードル
陸上で400mといえば短距離の部類になる。およそ筋骨隆々の黒人選手を思い浮かべる競技で、 170cmそこそこの小さな選手が、世界の8番目に入るだけでも大したものだと多くの日本人は、大満足でレースを心待ちにしていたに違いない。
しかし、百戦錬磨のベテラン為末選手は、試合前日よりレースが荒れる事を望んでいた。そうなれば、順位を上げられると確信していたからだ。試合前の天候悪化や中断を密かに喜んで、若手選手の動揺を遠目に、しかも確実に掴んでいたのだ。
そしてレースは始まる。ライバルのサンチェス選手が1回フライングし負傷リタイヤするという波瀾の幕開けだった。力のある若手選手は、集中力を欠き為末選手の術中に嵌まり、最後のハードルを飛んだ時には、3番目の通過ながら、ゴール前のデットヒート、最後の一歩まで死力を尽くして前のめりで倒れ込んだ。
順位を確認した目には、大粒の涙が溢れ、雨に濡れたトラックで、3位の喜びを噛み締めていた。カメラは、日の丸を背負ってウィニングランする為末選手を追い続け、観客も惜しみない拍手を贈っていた。すでに早朝の4時を過ぎていたが、観戦してよかったと素直に思えた。これぞスポーツだ。
前日に見た、茶番な三振ショーを見事に払拭してくれたのだった。
投稿者 Tsunebomb : 2005年08月10日 18:59
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