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2005年11月26日
故郷のみかん
実家から、恒例のみかんが届いた。
その昔、自宅横の畑で少量のみかんを栽培してたが、今はもうない。しかし、瀬戸内の南向きという好条件の島では、今も斜面に多くのみかん畑が存在している。
今年は、天候に恵まれて甘い実を付けたようだ。それに、あまりの豊作に出荷値は、労働対価としての体をなしていないと、島民の嘆き節も一緒に送られてきた。
シビアな市場原理に取り残されたのだと、冷静に現状を伝えるのは忍びなかったので、「大変やなー」としか掛ける言葉がなかった。咄嗟だったが、あえて島民の純朴さを否定したくはなかったのかもしれない。
市場経済を優先したが故に、お客を不安のどん底に追いやった会社の社長が、開き直って住居者を盾に政府や国民を恫喝する模様をテレビで見ていると、小さいけど幸せのお裾分けをしている郷土を悪く言えるはずがない。
たとえ全国的には無名でも、故郷というブランドに優るものはないと想う、晩秋の夜。
投稿者 Tsunebomb : 2005年11月26日 01:26
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