禁煙は、誰にでも出来る!
元来、人間の身体は煙草を必要としません。だから、煙草を止めても身体に何の支障もないばかりか、 元の煙草を吸う前の健康な身体を取り戻すことができるのです。 元はといえば、知らず知らずについてしまった喫煙の習慣のようなものが原因なのであり、 誰も生まれた直後から煙草を吸っていたわけではありません。
禁煙は、その習慣のようなものがついてしまう前の生活に戻る事を意味しているもので、 決して、無謀なチャレンジなどではありません。それでも、これをお読みになっている人の中に、 意志が弱いからと言う人がいるかもしれませんが、そのような方も心配は要りません。 なぜなら、その昔、上岡龍太郎(元タレント)が禁煙を決意した時の言葉にもありましたが、 身体にも悪い、あんな臭くて不味い煙を長年に渡って吸えるのは、誰が何と言おうと意志の強い人だからです。
本書(禁煙セラピー)では、「基本的に人は、恐れているからタバコを吸う」と言っています。 タバコがなければ、人生がつまらないのではないか?損をするのでは?という不安を喫煙者が持っているために、 禁煙を決意できないでいたり、せっかくの禁煙を止めてしまったりするのですが、 しかし、その不安は、まったく意味がないもので、タバコを吸わなくても人生は楽しいのです。
大切なのは、禁煙に対して心を開いて、辛くて挫けそうな自分をイメージするのではなく、 どうすればタバコの誘惑に勝てるかという方法を探すなどして、 真正面から向き合うことなのです。 幸いにして、今これを読んでいる人は、その大切な事をしている最中であり、 近い将来、禁煙が出来る人なのです。
本書では、禁煙補助剤は、必要ないものとして書かれています。 その理由は、ニコチンの禁断症状は、たいへん弱いもので緩和する必要もないからだということです。 また、科学的依存を長引かせると、その結果、心理的依存も長引かせるらしいのです。
これついて私自身が、ニコレットを使用したので大きな事は言えませんが、 実際、禁断症状も殆どなくガムを噛んでいる時に禁煙を意識するくらいでしたから、 作者の言う心理的依存を長引かせたかもしれません。 しかし、声を大にして言いたいのは、ニコレットがお守り的な存在だった事は、間違いのない事実で、 禁煙当初は、大きな心の支えの一つでした。また、人それぞれ支えはあるもので、深呼吸をしたり熱いお茶やお水を飲んだり、 自分を落ち着かせることに重点を置いて対処し、タバコの誘惑に勝っているらしいので(幻覚症状掲示板など)参考にして欲しいものです。
喫煙環境が悪化する一方の昨今、あなたの周りにも禁煙をされた方々がいると思いますが、 何も特別変った人でもなければ、特別変った事をしているわけでもないのです。 毎日吸っていたタバコを止めて、吸わなくなった。ただ、それだけなのです。 >>続きを読む
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